松江出雲旅行二日目
2日目。出雲大社を目指す。
出雲大社は、いま60年に一度の遷宮中。
よって、一生に一度くらいしか行かないなら、今行くのはちょっと。。。なのだが、これもご縁。ということで行く事に。
その一方で、「こんな事でもなければ、来なかっただろう。」という思いもある。
松江しんじ湖温泉駅から、一畑電車で行く。こんなモダンな建物だけど、エアコンはない!
駅の近くにある足湯があるので、朝から一休み。
隣には、湯掛け地蔵もあるので、旅の安全をお願い。
電車もクラシックだが、
切符もクラシック。もちろん自動改札はなく、駅員さんが「カチャカチャ」と切ってくれるスタイル。
ちなみにこれは、一日フリーきっぷで乗り降り自由。松江しんじ湖温泉から出雲大社前まで往復するなら、これがお得とのこと。
この、一畑電車がかなり良い。
宍道湖畔から、田園地帯を抜けていいくんだけど、景色が抜群によい。
そうこうしているうちに、出雲大社前駅に到着。各駅停車で一時間くらい。
ここからは徒歩で出雲大社を目指す。
途中、ゆるキャラ発見!
島根のことならなんでも知ってる、島根生まれで島根育ちの「しまねっこ」。
これのテーマソングがヘビローされておりました。
しまねっこの歌を口ずさみつつ、出雲大社へ到着。
鳥居をくぐり、
松並木を歩いて行くと、
御仮殿へ到着。
本来は拝殿らしいんだけど、遷宮中のため、御祭神の大国主命はこちらに引越し中。
で、本殿の方は、
屋根の修復を終えて、千木と勝男木が見える。
が、他はまだ包まれたまま。
境内を歩く。
10月は一般的には「神無月」だが、この辺りは「神在月」っていうのは有名。
その日本中から集まった、八百万の神がやってくるのが、この東十九社と反対側の西十九社。
島根は神様いなくならないのだなぁ。
本殿エリアの横に、神楽殿があり、ここに有名な大注連縄がある。
どーーーーん!
ほんとに大きい。
参道を戻りつつ、見逃した御神像を見物。
ムスビの御神像。大国主命が神性を得るところのくだり。向かい側に波に運ばれてきた玉がある。
ご慈愛の御神像。因幡の白兎のくだりですね。
出雲大社をあとにして、お昼。
出雲大社ちかくのお蕎麦屋さんで、出雲そば。この旅で三度目。
ほんとうまい。
ちなみにこのお蕎麦屋さん、翌日の営業を最後に、改装のため一旦閉店するとのこと。
食べられてよかった。
昼食後、他の史跡見物。
この辺りは、歌舞伎の祖と言われる、出雲阿国が晩年を過ごしたらしいということで、
その建物、連歌庵を移築したもの。
歌舞伎の祖が女性。というのは、今考えると不思議だけど、そこに至る経緯が色々あったのね。。。
お墓もある。
意外なほど普通のところにあった。
終焉の地の碑っていうのもあるらしいが、、、暑い上に山の上なのでパス。
国譲りの舞台。稲佐の浜。
ここも神話の舞台と思うと、グッと来るものがある。
意外なほど、普通の海岸だけど。
来た道を戻り、出雲大社の前をスルーして、島根県立古代出雲歴史博物館を目指す。
古代出雲大社の、宇豆柱が見たかったのだが、、、
なんと「大出雲展」等のため、しばらく京都/東京へ貸出中。。。東京に来たら見に行くか。。。
でも、常設展が十分見応えがある。
しかも、フラッシュたかなければ、写真撮影可。
古代出雲大社の想像模型。
48mの高さがあったと言われている。
こんなのが建っていたと想像するだけで、ワクワクする。
国宝の荒神谷遺跡青銅器。
発掘されて時の状態。
同じく国宝の加茂岩倉遺跡銅鐸
こんなに青銅器、銅鐸が見つかったって、スゴイ。何のために埋めたのだろう。ロマンだ。。。
ちょうど、博物館の隣で、神話博をやっている。
巨大しまねっこドーム。子供なら中に入って遊べるんだが。。。
かなり満足できたので、出雲をあとにして、一畑電車で帰る。が、途中立ち寄り。
お酒の神様、松尾神社があると聞いたら、お参りせねばなるまい。
田園地帯がひろがる中、山の上にある。
佐香神社とも言う。酒から来てるんだろうなぁ。
本殿。ご挨拶。
秋の例大祭には、全国から酒造関係者があつまり、どぶろくが振舞われるらしい。
このどぶろくは、一石以下のため無税なんだって。
駅から、また一畑電車でもどる。右下にいるのは、、、
目玉のおやじ。
目の神様、一畑薬師も近くにあるそうで。
忙しい旅だっただけに、充実した内容だった。
蒸し暑かったけど、島根いいところだった。
また行こう。次は、出雲大社が隠れていない時に。